2021年10月9日土曜日

本稽古6日! インタビュー☆荒引さん★

 

本稽古6日目です…!

本日から少し、照明が入り始めました。

「明かりづくり」と言われる、仕込んだ灯体(照明機材)をつかってシーンを創っていく作業…はこれからですが、大まかに稽古に合わせてくださいました。




仕込んだ灯体に番号を合わせていく作業をする照明班。

明日の通し稽古後には、明りづくりが行われ、照明プランが具現化していきます。

照明参加者の西川さん。
照明の操作卓がある席にてパシャリ。
稽古をひたすら見ることが多かったのですが、照明はここからどんどん忙しくなってきます…!西川さんの活躍にこうご期待!




本日の本稽古のアップも歌でした。皆さんすぐに覚えてしまったので、合唱にも厚みが出ています。舞台上を歩きながらも歌い、緩やかにアップが終わりました。



返し稽古では、照明の効果の効果もあって、シーンがグッとドラマチックになります。
先日の続きから、より具体的に演出がついていきました。

今回の『セブンスター』では、1人の人間を8人で演じることで、1人の色々な側面を表していますが、稽古が進むにつれて個性は残しつつも、主人公「大隅天馬(おおすみてんま)」の存在に説得感が出てきました。


演出助手の池嶋さん、原田さんも、代役の台詞を追ったり、演出の記録を出演者に共有したりと大活躍です。真剣に稽古を見つめるお二人の後ろ姿。


近づくと、カメラ目線もくれました。


舞台上のたくさんの小道具も、扱いが慣れてきました。
衣裳も少しづつ決まってきて、「舞台に立つ」という実感がより強くなっているのではないでしょうか。

明日はまた通し稽古があります。
創作も佳境になってまいりました!


参加者インタビュー★☆★

本日のご紹介するのは、荒引麻巳子(あらびきまみこ)さんです。

荒引さんは、10/2の顔合わせがお休みだったので、まずは自己紹介から!

 


荒引さん「あらびき まみこ です。大学生や高校生に見えるとよく言われますが、27歳です。普段はIKEAとコメダ珈琲で接客業をしながら、年に一度、アートフェスを主催しています。キラリふじみには小学生の頃から通っていて、私はキラリふじみに育てられたと思っています。」

なんと、嬉しい言葉をくださるのでしょうか。

キラリふじみは今年11/1に、開館20年めに入ります。荒引さんは2003年に上演したこどもミュージカルに参加してくれていて、それから、折々にキラリふじみの企画に参加してくれています。

そんな荒引さんのお腹には今、赤ちゃんがいます!小学生だった荒引さんが母になってこうして企画に参加してくれていることが嬉しく、そして、とても感慨深く思っています。

元気なお子さんを生んで、お子さんとも一緒にキラリに通ってくださいね。

その前にまずは『セブンスター』の本番を元気に迎えましょう!

 

Q.『セブンスター』に参加しようと思ったきっかけは?

キラリふじみから送られてくるプログラムはいつも目を通しているのですが、“久しぶりに演劇をやりたいなー”と思っていたときに、募集チラシを見つけて、絶対に応募しようと思いました。だけど、リーディングに出演するのは久しぶりなので、実際に応募するには勇気がいりました。

Q.演出の大池さんのイメージは??

オーディションまでは、とても芯の強い女性というイメージで、自分とは違うタイプの方なのかな、と思っていました。練習が始まってからは、もしかしたら、意外と自分と似ているところがあるのかもしれないと感じて、とても親近感を感じています。小動物っぽくてかわいらしい!!しっかりとした芯を持ちながら、ふんわりした雰囲気もお持ちで、すごく親しみやすい方です。

 

Q.参加してみて感じていることはありますか?

作品をつくる過程がとても楽しいので、思い切って応募して、ここにいられてよかったな、と今は心から思っています。

こう表現したいけど出来ない、というもどかしさは前回からあまり変わっていないのですが、作品に取り組むときのパワーの使い方が変わっているなと思っています。5年前に参加したときは、もう少し積極的に動けていた気がして、体力や集中力の違いも感じています。

あと、見え方がかなり変わっています。以前は、自分が出来ることはなんだ?と見つけた目の前のことをわーっとやっていたのですが、今は一歩下がって全体を見て、俯瞰して見るようになっています。

まわりの人のことは自然と入ってくるので、今回は、要点を絞って、より自分のことに重点的に意識して取り組んでみようと思っています。

 

Q.本番に向けて

身体がまだまだ強張っている感じがするので、もっと柔軟になりたいです。

台詞も動きも意識するより先に、自然と出るようにしたい。爆発して、ここから抜け出したいと思っています!

 


 「やりたい」と思ったときに挑戦し、その体験を通して、自分の現在地を確かめるという、そんな演劇との関わり方を教えてくれた荒引さん。稽古を通して、ますます成長していく姿が楽しみです。

キラリふじみも、「挑戦したい」と思ったときに、気軽に参加することの出来る場所であり続けたいと思っています。

 

荒引さんが主催するアートフェスは、『セブンスター』本番の翌週です!

当館にもチラシがあるのでぜひチェックしてみてください!


キラリふじみ事業担当 安藤あゆみ

インタビュー 事業担当 中出千尋