市民と創る朗読劇『セブンスター』 昨日は、舞台の仕込みと本稽古開始日でした!
マルチホールの板の間に、リノリウムという舞台で使うシートを敷いていきます。
ヨレやシート同士の隙間が無いよう、ぴっちりと敷いていきます。
出演者が演じ、作品が乗る「舞台」を床から創る大切な作業です。
使ったことのない道具を使って挑戦していただいたのは、照明で参加の西川さんと、演出助手で参加の原田さん。
音響で参加の、山﨑さんと松澤さんは、デジタルミキサーという機材を設置していきます。
稽古初日から音が出せるように、舞台上にはスピーカーやマイクも置かれ、音響は初日から本格的な仕込みとなりました。
夕方からは出演者も合流して、本稽古開始!
恒例の「一言紹介」と、シアターゲームをいくつかやって、
いよいよ『セブンスター』の戯曲に取り組んでいきます。
もともと『セブンスター』は、かつて宇宙飛行士を夢見た青年を描いた「一人芝居」として、大池容子さんが2012年に書き下ろしたものでした。
一人の青年を8人の出演者で演じていく…。
いったいどんな作品になっていくのでしょうか。
セブンスターは朗読劇ですが、台詞を話すことと一緒に「動き」の打ち合わせもしていきます。台本を持ったまま、ガレージにあるものたちを使って動きを創るのは、難しくも楽しそうです。
大池さんの演出に、自分なりの動きを発見し、挑戦していく参加者たちでした。
稽古は音響班も音を出して参加していきます。
戯曲を読み進め、作品ができていくことに対し、参加者の期待感が満ち溢れており、
初日から濃厚な稽古になりました。
参加者インタビュー☆☆
本日お話しを聞かせてくれたのは、出演者の宝保里実(ほうぼさとみ)さん!
コンプソンズという団体に所属し、演出もされている方です。
Q今回この『セブンスター』に応募したきっかけはなんですか?
宝保さん「もともとうさぎストライプが好きで、大池容子さんをフォローしていたところ、リツイートで回ってきたのを見つけました」
Q『セブンスター』を創っていく過程で楽しみなことは?
宝保さん「もともと一人芝居の戯曲ですよね。8人の出演者で1人の人間がもつ「できなかった」「やれなかった」を、しかも30代ぐらいの男性の役を、どうやって立ち上げていくんだろう…そういうワクワク感があります」
さらに、最近、自身がお芝居を創る中で「一人でもやもやするのはよくない」と感じたそうで、今回の市民と創る朗読劇『セブンスター』について、
「ここ(セブンスター)に参加しないと出会えなかった人たちと作品を創っていくので、皆さんのことをたくさん「見て」関わって、楽しみたい」
と話してくれました。
お芝居経験だけじゃなく、豊かな発想力や明るい人柄で初日から力強く稽古場を支えていってくれる出演者さんです。
高い身体性から、宝保さんが立ち上げていく青年にも目が離せません。
キラリふじみ 事業担当
安藤あゆみ