2021年10月16日土曜日

本番前日! インタビュー☆演出助手のお二人!池嶋さん・原田さん

いよいよ 本番前日です。


本日は最終稽古日で、夜には本番通りの通し稽古「ゲネプロ」を控えています。

本番が近づくにつれて緊張も高まる参加者たちですが、大池さんはよく稽古場で「緊張と仲良くなりましょう」と言っています。


出演者の舞台に立つ緊張、

スタッフの音響・照明の操作をする緊張、

演出助手の一番近くで一緒に創ってきたものを見届ける緊張。


どれも演劇や舞台作品ならではの、他では味わえない素敵な緊張です。

本日の稽古場はそんな緊張感に溢れ、けどいつも通り和気あいあいと楽しい稽古場でした。



クライマックスシーンの返し稽古の様子です。

本番間近ということでマスクを外しての稽古。

今まで見えなかった出演者の表情が見えると、急に色々なものが今までよりさらに伝わるような気がしました。


もちろんどのシーンもとても素敵ですが、クライマックスシーンは心を掴まれてしまいます。





こちらはゲネプロ前に、各々過ごす参加者たち。
予約を確認したり、ホール内でアップをしたり、ほんとうに居心地のいい座組になりました。

そしてゲネプロです。
ゲネプロは写真はないのですが、関係者のお客様も少しだけ入り、より緊張が高まりました。

無事ゲネプロが終わってからは、大池さんのフィードバック。
最後まで修正できることはとことん演出がついていきます。


参加者も皆、最後の最後までお芝居を追求し、明日の本番に備えました。

ここまで毎日、とても濃い稽古の時間を過ごしてきました。
明日はそれを舞台上ですべて表現します。

たった2ステージですが、参加者全員で創り紡ぎあげてきた物語を、楽しみたいと思います。

明日は本番!


参加者インタビュー★★★

最後にインタビューにお答えいただいたのは演出助手で参加の原田さん・池嶋さんです。

まずは原田さんにお話しを聞いてみます!

演出助手で参加の原田悦子(はらだえつこ)さんです!


Qどうしてこの『セブンスター』の募集を知り、応募しようと思ったのですか?
原田さん「私は三芳町に住んでいるのでなかなかそういう情報は入ってこないのですが、たまたまポスト投函されていたチラシを見て。前々から、市民の朗読劇があるというのは知っていて、すごいなと思っていました。いつか出てみたいと思っていたので応募しました」

原田さんはキャストオーディションも受けてくださっていました。
もともと舞台作品や宝塚が好きだという原田さんは、舞台の見方もベテランです。

スタッフの中でも演出助手を選んだ理由を「プロのアーティストの方が市民の人とどのように作品を創っていくのか見届けたいと思い、演出助手をやってみようと思いました」
と話してくださいました。

Q大池さんの演出を観ていてどう感じますか?
原田さん「演劇の現場で、プロの方同士とプロの方がアマチュアを指導しながら創っていくのは別物だなと思っていました。でも大池さんは市民の方とやることも多い方だと知って、実際に現場を見て流石だなと思いました。得に、1人芝居を8人でどうやってやるのだろうと思っていたのですが、実際に見てみて、その発想力は素晴らしいなと思いました」

Qおすすめのシーンはありますか?
原田さん「歌を歌うシーンですね。せっかくみんなで歌うのだからもっとテンションがあがったらもっといいなと思います。生歌なのがやはりとてもいいので」

舞台を見る視点も鋭い原田さん。

稽古では、代役の方の台詞を読んだり、変更箇所を控えたり、

また舞台美術で使用する、光る地球儀をもってきてくださり、いたるところでセンスが光りました。


次にもう一人の演出助手、池嶋さんにお話をお伺いしました!


池嶋敏行(いけじまとしゆき)さん。

最初から演出助手での参加を強く希望されていた池嶋さん。

実際に参加してみてどうだったのでしょうか。


Qどうしてこの『セブンスター』に演出助手として参加しようと思ったのですか?

池嶋さん「まず募集を広報で知って、1人芝居を朗読劇にするってどういうことだ?と疑問に思いました。どのように立ち上げていくのかとても気になって、やはり演出の一番近くでつぶさに過程を見ていける演出助手がいいんじゃないかと思って応募しました。実際、思っていた以上にいい経験になりました」


Q演出助手の面白いところはどこですか?

池嶋さん「やっぱり、一番近くで作品を見れることでしたね!一枚一枚紙をのせていくように創っていくんだなぁと見ていて思いました。演出がとても丁寧で、ここまでできたから、次に演出をつける…という組み上げ方も流石です」


演出助手をやって「とても勉強になった。納得した」という池嶋さん。


池嶋さん「最初は1人芝居を8人でやったらダメになってしまうと思ってたんですが、台詞の振り分け方を聞いて、ああそういうことかと思いました。参加者の皆さんには「見ていて飽きるでしょ」「眠くなるでしょ」と言われるんですが全くそんなことはなく。一緒に芝居をしているような興奮があります。みんなが少しずつ仕上がっていくのを見れてよかった。8人のチームワークはすごいです。間近で見れて本当に良かった。演劇ってすげえなぁって」


Q意気込みはありますか?

池嶋さん「意気込みはないです!お客さんが観てどうとるのか気になります。そこにいない誰かに向かって話すとき、戸惑う人もいるかもしれませんが、そのもやもやもこの演劇の魅力だと思うので、観終わった人の話を聞いてみたいですね。あとでお酒でも見ながら聞けたら最高です」


演出助手のお二人の存在は座組になくてはならないものでした。

本番も誰よりも一緒にやってきたおふたりが見守ってくれます!

お二人とも、ありがとうございました!


キラリふじみ 事業担当 安藤あゆみ